麗らかな午後

「履けや!さっさと履かんかい!」
という声が聞こえた。家の斜向いの保育所から。
時刻は夕方なので母親が迎えに来たらしいが…
ビィェエー!!(泣)」子供が泣いている。
「履けや!…履けへん言うんか、どっちや!」
ギィエェエー!(泣)」
「履かへんのか!あァ?履くんかい!さっさと履けや!」
アィギョエアアガァー!!ガァゲェエン!!(履かへん?)ガェアギェンゴォ
何か必死の抵抗をしている雰囲気だ!でも逆効果っぽい…。
「何ィ…履かんかい!待っとんねん!オイ」
あっ、門の開く音が!保母さんが止めに来たんか!?
「はいはい、おさむちゃん(仮)、帰りましょうねー。(平和)」

おーい!! 止めへんの!?
「履けや!靴履け言うとんねん!!」バシッビシッギョェアァー!!(泣)」
…えっ!?んなことやったん?え?いや叩いてやらんといて!
「履かへんかい!!このぉ…家帰ったらボコボコにしたるでェ!!
ギヤアァー…!!(遠ざかる)」
…帰りたくなかった、ということか…。



で、その直後に出てきた親子。
「まーくん(仮)スープ好きやろ?」
「うん、スープだぁーいすき!(はぁと)」

…気持ち複雑。俺も他人には無関心やけど、ねぇ…。
日本は何かが間違ってきている気がする。聞いてただけの俺もアレやけど。