イノセンス

本日はきむちとToMも参加して、4人でイノセンス鑑賞会(濃いな…)。
感想としては、まぁ、面白かったってところか。内容は、前作と押井作品少々を見た人であれば、物凄くわかり易いと思う。雑談に引用とかオマージュみたいなんが多かったが、話の筋さえ追っていけばわかるはず。
作画に関しては、先行DVD*1を見た限りではFlashアニメ(或いは漫画ゲゲゲの鬼太郎)みたいな、背景とキャラの違和感みたいなものが非常に強かったんやが、フィルタを掛けたか何かで空気感が出て、あまり気にならないレベルになっていたように思う*2。作品としては当然やねんけど、もしかしたら…という疑念があったんで、一安心。
カメラワークはCGでやってあるわけやが、アクションシーンに於けるこれが何やらゲーム臭い。別に悪くはないし、むしろ視聴者の見慣れたカメラワークにするには、アニメに近づけるよりもゲームに近づけた方が賢い気もするが、何か釈然とせんなぁ…。
シナリオに関して思うには、結局何も起こってないような気がする、ということ。事件は日常の一部であって、少佐は干渉してきたもののバトーを助けてちょっと喋っただけやし、何か変わったというわけでもない。これは露骨に作品の方向性を示しているように思う。(言わずもがな)人形に関する論議やな。うーん、つーか、これはGhost in the Shell 2で良かったんちゃうか?*3前作で良くわかってもらえなかった部分を解説し直されたような気分なんやが…。

*1:ケンタッキーとかで付いてきたやつ。

*2:もしかしたら変わってないかも…。

*3:でも、そういうタイトルにしたら売れんかったやろうけどな…。