産業メッセ 打ち合わせ2 - A-wear

今日は夕方(夜?)に阪大へ行って、A-wearという、チームつかもとが今迄作ってきたウェアラブルアプリケーションの基幹システムの説明とデモを、主開発者の宮前さんにしてもらった。
A-wearはEvent-drivenでConditionによってActionを決定して実行するシステム、つまり何かあったとき(センサが検知したとか)に状況を(渡された変数で)判断して振舞を決定するシステムなんやが、プラグインによってEventを追加できたりなんかする。例えば地磁気センサプラグインを入れると、地磁気センサを付けてそのプラグインをOnにしたとき方角が変わったときのEventが追加されたり、ということやと思われる。

ここ(寺田先生のサイト?)のシステム構成図がわかりやすいかも。

ウェアラブルコンピュータに於いてはコンピュータ側から能動的に情報を提供するのが重要だ、というふうなことが(ブースでの)説明例に書いてあったが、コンピュータは元来能動的に考えられへんわけで、これは発想としてセンサを使って情報のインプットを自動化して、見た目能動的に情報が表示される、ということなんかな。

基本的にECAルールという言語でアプリケーション(というかA-wearシステム?)の挙動*1を規定するんやが、そのECAルールすらプラグインで実装してあるらしい。昔はXMLでルールを記述してたとか。ちなみにECAルールは実行中に追加、削除が自由にできて、それによってデバイスとそのプラグインの着脱も自由になるという寸法だとか。

基本的にはウェアラブルコンピュータ一台につき一つのA-wearを使って、プラグインを使ってA-wear同士がデータのやりとりをしたり、何らかのサーバから情報を取得したりするらしい。漠然とした構成は大体わかったけど、実装にどのくらいコーディングしてるんか想像がつかん…。開発開始は5年前とか言ってたが。オープンソース化も考えないでもないらしいが、ドキュメント作るんが…と。

*1:つまり、Eventが起こったときにどうするか。これによってプラグインプラグインを簡単に繋ぐことができるとかなんとか。実はECAルール用ビジュアル開発環境もあって、簡単なWindowを作ることも可能らしい。