劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

見た。非常に作画クオリティは高い。アクションをここまで盛り込んだのは凄い。が、肝心の脚本はどうなんやろう…。TVシリーズにも増してしっくりこない。話の起伏とかの構成は上手いと思うんやが、何というか、キャラの芯のようなものが感じられない気がする。成長ドラマとしてみるなら苦悩したりしてもらって大いに結構なんやが、その結果獲得されていく思想のようなものは無いのか。実際(現実)はそうでもないとかそんなところでリアルを追及せんでええしなぁ。時間限られてるし。
まぁ、キャラ立ちしてないだけのような気もするが…。世界を支える基本構想を考えた時点で、それに全て引き摺られちゃったみたいな。まぁ今回の話はキャラにシンボルとしての役割が大きかったような気もするから、それでええんかもしらんが、俺はあんまり好きちゃうなぁ、と。

あとちょっと男臭過ぎるんちゃうか、という気も。いや別にええっちゃええねんけど、ここまで巧妙に男臭いと大丈夫かなぁ、と(何が)

個人的にはラテン系のサントラが気になったが、欲を言えばもう少し面白い編曲とかして欲しかったなぁ…。とか。

いや、一般向けの(商業)作品としては結構良かったんちゃうかな。俺は微妙やと思ったけど。