PRINCES & PRINCESSES プリンス＆プリンセス

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大分前にWOWOWでやってたのを見たんやが、これは結構面白かった。大分前の作品かと思っていたが、1999年に映画公開されて、日本では2004年に公開されたらしい。しかし元々は1989年にTVシリーズとして製作されたもので、それの王子と王女に関する話を集めた傑作選ということらしい。というわけでやっぱり古かった。監督は「キリクと魔女」で有名なミッシェル・オスロ。
全編影絵(切り絵！)で進行し、劇中劇のオムニバスという形式で進む。メインのキャラクタ(アニメーション中の演者)は2人で、吹替え版では声は原田知世と松尾貴史。西洋的な王子/王女に留まらず、舞台はファラオや日本にまで飛ぶため、まず飽きることはない。しかも話が簡潔でわかりやすい。テンポが良いし、エスプリという言葉が非常にマッチする作品。フランスアニメに独特の難解さが薄く、教育的にも良さそう。「アニメーション」的な作品が好きな人に限らずおすすめ。

余談やが、最早俺にはウテナしか連想できない。フランスやし、モチーフ的にいってもこのへんの影響受けてんのかなぁ、いや多分そうやろう(ほぼ確信)。