大槻ケンヂ 「新興宗教オモイデ教 (角川文庫)」

氏の小説を初めて読んでみたが、かなり好みかもしれん。完全に男性的な作品で、正直設定だけ見たら、どうやろう…?と思っとったんやが、綴られる人物達の情動は見事。どっかでロックは男が泣くものだ、という話を聞いたことがあるが、そういった意味では実にロックな作品やった。こういうのに弱いんよなぁ…。