宮村優子 / 磯光雄「電脳コイル 1」

電脳コイル〈1〉 (トクマ・ノベルズedge)
つい買って読んでしまったわけやが、結構面白かった。ジャンルとしてはSFジュブナイルということになるんやろうけど、なんとなく俺の中では雰囲気が「となりのトトロ」に近い気がした。
いや、違うかもしれんが、そんな感じのノリで、子供専用の(大人になると使えなくなる)電脳メガネというウェアラブルコンピュータ*1を装着した子供達が、子供だけが見えるMR*2化した(どこか昔懐しい)世界を駆け回ったりする話。ただし単なる冒険活劇というわけではなく、どちらかと言えば内面にスポットを当てた展開かな。過去の別れとか、失ったものとか、とりあえず色々伏線が張ってあって、今のところ謎が残りまくりな感じ。
キャラが立ってるし、特定のキャラに入れ込まない感じが好みかも。中でも婆さんが良い味出してる。駄菓子屋には若干の意味不明と、そこはかとない胡散臭さが必要不可欠らしい。
続きも出たら買う予定。

*1:作中ではウェラブルコンピュータになってるが…

*2:複合現実、Mixed Reality、なんて作中では書いてへんけど…